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【学生相談】実習指導者からの評価に納得がいかない?

kazu
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こんにちは、kazuです。今日も皆さまお疲れ様です。

国立大学を卒業し、作業療法士として病院に就職するも、その後三度の転職を行い、現在は総合病院にて作業療法士として勤務しつつ、ブログや弾き語り配信を通して副業も行っています。

好きなプロ野球球団は広島東洋カープです。

かれこれ20年以上ファンをしています。(現在最下位?何のことやら)

 

 

今日は学生の方から質問を頂きました。

こんにちは。初めて質問をさせていただきます。

私は国立大学の作業療法学生の4年生です。

昨日、6週間の臨床実習が終わりました。

私はこの6週間、死に物狂いで頑張り、帰っても文献を読んでレポートを書いて、時には寝る間も惜しんで、この6週間を乗り越えました。

ケースで関わってくれた患者様にも感謝されるくらいでした。

しかし実習の最終日にスーパーバイザー(実習指導者)から下された評価はA~Dの4段階評価のⅮでした。

私はこの評価にどうしても納得がいかず、最終日にバイザーからフィードバックを受けた際にはショックで泣き出してしまいました。

自分が未熟であることは重々承知しています。しかしあれだけ頑張ってきたのに最低評価のⅮ判定を受けたことに対してはどうしても納得が出来かねない思いがあります。

このような気持ちにどのように向き合って行けばいいのか教えてください。

 

まずは6週間の実習お疲れさまでした。

長い間、気を張り詰めながら、実習に臨んだ姿勢には敬意を表します。

kazu
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今回は質問者様のように

”頂いた評価について納得いかなかった時の気持ちの向かい方”

について率直に答えさせていただきます。

何であれ頂いた評価はちゃんと受け止める

まず結論から言うと

評価に納得がいかないからって、その場で泣き出してしまうのは甘い。

ということです。

 

少し厳しい回答になって申し訳ありません。

しかし僕は、質問者様は自覚しているかもしれませんが、それ以上に未熟な部分が露呈してしまったと思っています。

 

評価を聞いた時に泣いてしまったのは、バイザーからの評価に納得ができなかったからですよね?

それならなおさらバイザーの目の前で泣き出してしまうのはもってのほかです。

どんな状況であれ、自分の感情は自分で後始末をしましょう。

実は沸き上がった自分の感情を、その場で自分で処理できなかった為に、バイザーの前で泣き出すことで、自分の気持ちを解決させたかったのではないでしょうか?

 

そしてバイザーも質問者様と同じ人です。

たしかに、いつだって公正な評価ができるとは限りません。

僕も実習のバイザーを経験した身ですが、いつだって誰もが納得するような公正な評価ができたとは思えません。

しかしバイザーの立場からすると

どんな評価であれ、たとえ悪い評価であったとしても、自分が考えて決めた評価は、学生にしっかりと受け止めてほしい。

と思っています。

 

バイザーも悩んで、学生の為に考えに考えて、それで出したのがその評価なのです。

その評価に対して泣き出してしまうことは、バイザーが質問者様の為だけに作った時間と労力を無下にしてしまうことになります。

そのような行動は他者からの信頼を失います。

今後は行動を改めることをお勧めします。

改めて自分が変えられること、変えられないことを考えてみる

今一度冷静になって考えてみましょう。

今自分が変えられることは何でしょうか?

 

基本的には他人からの評価は、自分達にはどうすることもできません。

他人が自分のことをどう思うかは、いつまでも他人の自由なのです。

ましてやどれだけ納得ができなかったとしても、一度下された評価は覆ることはありません。

 

今自分が変えられることは

この経験を踏まえた上で、今の自分がどのように行動していくか?

なのではないでしょうか?

 

発明家のトーマス・エジソンも、メジャーリーガーのイチローも、実業家の松下幸之助も

数々の著名人は失敗を自分の力に変えて、成功を収めてきました。

”私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。”

トーマス・エジソン

”4000安打には、僕の場合、8000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に、向き合ってきた事実は誇れると思いますね。”

イチロー

”世にいう失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけない。”

松下幸之助

僕も数々の失敗した過去を持つ身から言わせてもらうのですが

質問者様は今とても貴重な経験をしていると思います。

そしてこの貴重な経験を、いかにプラスにしていくのか。

今考えるべきなのは下された評価のことよりも、この点にあると思います。

 

泣き出してしまうくらいのショックな出来事は、今後の自分を大きく成長させる原動力にもなります。

実習の評価が悪いからといって、あなたに価値がないわけではない

誤解しないでください。

臨床実習の評価が悪かったからといって、あなた自身の価値がないわけではありません。

それでも実習の評価なんて、あなたという人間の一部を評価したものにすぎません。

 

他者には評価されなかったけど、自分にはこんな長所がある、こんな得意なことがある

という部分があるのなら、そんな自分がいることに自信を持っていいと思うのです。

 

頂いた評価は今後の自分の糧として受け止めてください。

しかし、それで自分自身の価値を下げてしまう必要はありません。

必要以上に落ち込む必要も、自分を責めてしまう必要もありません。

 

現に、質問者様はこうして悩んで、僕のところに質問しに来ています。

きっと自分なりに真面目に頑張って、考えて悩んで、このような質問に至ったのだと感じます。

 

あなたは真面目に生きています。

どうかそれだけは忘れないでください。

まとめ:不公平で理不尽な世の中を目の前に

少し説教をしてしまうような文面になってしまって申し訳ありません。

しかし今回は賛否両論を覚悟して、僕の率直な意見を述べさせていただきました。

 

そして僕の意見も一個人の意見にすぎません。

この意見をどう捉えて、どのように行動していくのかもあなたの自由です。

 

 

最後にこれだけは言わせてください。

あなたがこれから進む世の中は思っている以上に不公平で理不尽です。

ある年の東京大学入学式で述べられた祝辞では、こんなお話があります。

(少し長いですが、すごく大事なことを仰っているのでぜひ読んでみてください)

 ご入学おめでとうございます。あなたたちは激烈な競争を勝ち抜いてこの場に来ることができました。

その選抜試験が公正なものであることをあなたたちは疑っておられないと思います。もし不公正であれば、怒りが湧くでしょう。が、しかし、昨年、東京医科大不正入試問題が発覚し、女子学生と浪人生に差別があることが判明しました。

(中略…)

あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。

そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。

あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。

世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

【引用】平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 

認定NPO法人 ウィメンズ アクション ネットワーク理事長
上野 千鶴子

残念ながら、この世の中は自分の努力が報われるとは限らない世界です。

こういった不公平で理不尽な世の中に対して、どのように生きていくのか?

こんな世の中を生きる僕たちは、いつまでもこの問題を問われているように感じます。

 

理不尽な世の中を、学生の内から経験できたのは、ある意味強みになると思います。

そして何よりあなたと同じように世の中の理不尽に苦しむ人もいるのです。

 

「自分はこんな理不尽な経験をした。」

「だから自分はこう行動しよう。理不尽にあった他の人に対してこう理解しよう。」

「同じように理不尽にあった人を助けよう。」

 

自分にあった理不尽なことを、いつだって自分の強みに出来る。

そして理不尽に苦しんでいる人を理解できる、助けることができる。

 

かつての僕と同じように現場で悔し涙を流してしまった質問者様が、心身共に成長して、今後一緒に作業療法士として貢献しあえる日を心から願ってやみません。

kazu
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ともかく必要以上に自分を責めないでくださいね。

 

ABOUT ME
kazu
作業療法士/マイクロ法人の社長/リベ大生