国立大学を卒業し、作業療法士として病院に就職。その後三度の転職を行い、現在は総合病院にて作業療法士として勤務しつつ、ブログや弾き語り配信を通して副業も行っています。
質問をいただきました。
今、病院の作業療法士として働いているのですが、正直今の職場には不満ばっかりです。
上司は私の意見を聞いてくれず、いつも私にはきついノルマばかり与えてきます。残業してるのに給料も低いし、職場の廊下も汚いし今の職場には悪い所しか思いつきません。
私はこのままこの職場に居続けても大丈夫なのでしょうか?
職場に関するお悩みですね。こういった相談は本業でもよく聞きます。
今回は
- 今の職場に不満がある時にするべき考え方
について解説させていただきます。
自分自身の本心の声は何なのか?

まず結論から言うと
自分の本心の声を聞いてみる
そしてその声に従って行動することをお勧めします。
本心から辞めたいと思っている職場なのであれば思い切って辞めましょう。
逆にちょっとでも辞めない方がいいかな…って思っているなら今の仕事を続けるべきです。
そしてこういった選択をする際には、その選択肢のメリット・デメリットを両方見るようにすることをお勧めします。
そして思う存分たくさん悩んでください。
特に自分の生き方に対する選択はどれだけ悩んでも悩みすぎることはありません。
必ず他の誰でもない自分なりの答えを出して、それから行動していくようにしましょう。
例えば僕が考えるとすると
今の会社に居続けることのメリットとデメリットを両方見比べて
もうめちゃくちゃに悩んで
「やっぱりこの会社にいたら自分らしく生きれない。」
と思ったら、今すぐにでも辞表を書き始めます。
反対に
「会社辞めたいけど、まだ今の会社から学ぶべきことがある。」
って思ったら、今の職場に居続けるでしょう。
一番大事なのは
自分らしく生きる為の選択肢を自分自身で考えて決める
ことです。
自分らしく生きる為に行動していきましょう。
相手の行動は基本的に変えることはできない

もう一つ意識しておいて欲しいことがあります。
上司や職場に不満が多いとのことですが
基本的に人間関係において他者を変える事はできません。
相手への行動をいくら期待しても、相手は基本的に自分の期待通りに動く事はありません。
なぜなら他人はいつだって自分のために動いている訳ではないからです。
そして僕は三回ほど転職を経験していますが、どの職場も理不尽なことはあります。
環境を大きく変えたからと言って、また新たな人間関係の悩みに当たります。
今の職場を離れたからって悩みが全部解消される訳ではなく、また新たな壁にぶち当たることを覚えておいてください。
(しかし実際に転職をしたことで新たに悩むことはあったものの、その悩みの質は変わったことも事実です)
自分自身としての顧客を考えてみる

これはある職場で経験したことですが
どんなに忙しくても、どんなに給料が低くても
それよりも一番大変だったことは自分に顧客がいない状況です。
今も副業をやっているので感じることがあります。
仕事が沢山あって困ることよりも、仕事がなくて困ることのほうが桁違いで大変でした。
この経験を通して感じたことは、自分のサービスを買ってくれることの有り難さです。
今会社員として自分のサービスを買ってくれている人がいると言うこと
それは自分ではなく、会社が積み上げてきた信頼のおかげかもしれません。
今の会社員としての肩書きを取り払ってみた時、自分というサービスを買いたいと思っている人はどれくらいいるでしょうか?
これがまだ不明瞭である場合は、絶対に今の職場を離れることをお勧めしません。
もし僕がそれでも本心から会社を辞めたいと感じているのであれば
- 転職活動で自分にニーズがある就職先をリサーチする
- 副業で自分だけのお客様をたくさん作る
- 最悪、無収入でも最低半年食べていけるだけの貯金を作っておく
今すぐに上記の行動に移ります。
つまり最低限生活できる余裕を作りつつ
会社員ではなく、自分自身としてのニーズがどれくらいあるのかを調べます。
そうすればある日突然、会社を辞めることになっても路頭に迷う確率は減るかと思います。
まとめ:改めて自分のできることを考える
以上、今の会社に不満がある時にするべき考え方について
- 自分の本心を聞いてみること
- 相手の行動は基本的に変えることはできないこと
- 自分自身としての顧客を考えること
について解説しました。
まとめると
選択肢のメリット・デメリットを見てたくさん悩んで、自分の本人の声を聞いて
そして自分らしく生きる為にできることが何かを考えて行動すること
が大事だと思います。
自分の生き方を決めるのは他の誰でもない自分自身です。
日々イライラしながらただ食べていく為に動く生き方にしていくのも
明日が来るのが惜しいくらい充実した生き方にしていくのも
自分次第です。
自分らしく生きるための行動は遅すぎることはありません。
誰かの為に生きるのではなく、自分が自分らしく生きる為に行動していきましょう。