国立大学を卒業し、作業療法士として病院に就職。その後三度の転職を行い、現在は総合病院にて作業療法士として勤務しつつ、ブログや弾き語り配信を通して副業も行っています。
今日は僕の大事にしている考えについてお話させていただきます。
僕は何か一つ行動している時に意識して考えていることがあります。
僕が勝手に名付けた思考法ですが
【かけ算の思考法】
と言います。
これはこの本を読んで考え方を参考にしたものです。
どんな考え方かというと
勉強や経験をしている時に、二つの物事の共通点を探して、それをかけ算する。
という考え方です。
もっと具体的に言うと
「これは〜にも使えるなぁ…」
と考えることです。
(〜に入る言葉は何でもアリ)
二つの物事とは見かけ上関係がなさそうでも構いません。
自分の今経験していることを他の知識にも関連付けて、相乗効果を考えるというものです。
これだけじゃ抽象的で分かりにくいので例を出しましょう。
例えば今僕は
本業では作業療法士として働く×副業ではブロガーとして活動する
という二つの活動をしています。
ここで【かけ算の思考法】を用いると
「作業療法士として病院で学んだ知識は、自分のブログの有益な記事作成に使えるなぁ…」
「ブログで勉強したITスキルは、今働いている会社のPCにも使えるなぁ…」
と考えます。
そうなると
- 作業療法士の経験がそのままブログにも活用できる。
- ブログでの経験が作業療法士としての仕事にも活用できる。
つまり
本業での経験が副業にも役に立ち、副業での経験が本業にも役に立つ
という相乗効果をもたらしてくれるようになります。
他にも日常生活で考えれば
勉強×遊び
- お金の勉強をしたことを生かせば、旅行先で有効な節約術が見つかるかも…
- 遊びの経験を生かせば、楽しく勉強できる方法や場所が見つかるかも…
趣味×副業
- 趣味の知識を発信し続ければ、それが収益化して副業に繋がるかも…
- 副業の経験を生かせば、自分の趣味をマネタイズできるかも…
とかとか…
リハビリテーションの例で言えば
脳卒中リハビリ×整形疾患リハビリ
- 脳卒中の肩の痛みに対するアプローチは同じように肩の痛みを訴える整形疾患(肩関節周囲炎など)の患者さまにも使えるかもしれない…
- 整形疾患の浮腫に対するアプローチは、脳卒中で不全麻痺になった麻痺手へのアプローチにも使えるかもしれない…
精神科のリハビリ×高齢者のリハビリ
- 精神疾患を持つ患者さまへの傾聴スキルは、もしかしたら認知症高齢者の患者さまにも使えるかもしれない…
- 閉じこもり高齢者の抑うつに対するアプローチは、鬱病患者さまにも使えるかもしれない…
と考えます。
余力があれば二つだけじゃなくて、三つ、四つ…と関連付けます。
そう考えることで
今経験している全ての知識が、これまでの様々な経験にも生きるので相乗効果をもたらしてくれるようになります。
今までの経験も、今経験している知識へ全て役立てることができます。
ちなみに僕は作業療法士として働いている傍、副業でブログ活動もしつつ、趣味でギタリストとしても活動しています。
定期的にジムで筋トレもしていますし、最近では簿記やFP(ファイナンシャルプランナー)などのお金の勉強もしています。
学生の頃の部活ではスポーツもしていましたし、音楽にも芸術にも取り組みました。
僕は様々な活動をしているのは理由があります。
それは様々な経験をして、それらをかけ算して相乗効果を出して
最終的には自分にしか作れないオリジナルの価値・サービスを作り上げているのです。
先ほどお金の勉強としてFPの勉強をしていると言いましたが、FPの勉強をしていると
「FPで介護保険の勉強をすれば、本業で患者さまの介護負担で困っている家族へ助言するのに使えるなぁ。」
「反対にリハビリ職として病院で仕事をすれば、医療保険の知識を生で経験できるなぁ。」
「他にもFPのこの知識は〜にも使えるな。あの知識もあれに使えそう。そしてこれも…」
と様々な経験に役立てることができるのです。
勉強している内容を今までの経験と紐付けることで一層モチベーションが上がりますし
FPの勉強をすることで他の活動のクオリティを上げることができます。
ただ僕がこうした様々な活動をしていく上で、一貫して意識している目的があります。
それは
今よりも自由で豊かな生活を送れるようになること。
この目的で様々な活動をしています。
自分の持っている様々な経験が、全てこの目的に向かっています。
目的がぶれないと、様々な活動をしていても迷うことがなくなります。
なので僕は様々な経験をすることを厭わないのです。
インターネットの普及で物凄い勢いで広まっているグローバル化。
今はネットで検索すれば様々な情報を得ることができます。
自分の仕事以外に、様々な経験したことのない活動へチャレンジをすることができます。
そんな世の中【かけ算の思考法】は少しでも参考になれば幸いです。