お悩み相談

【人間関係】セラピストにおける対人関係の悩みについて考えてみた

こんにちは。kazuです。今日も皆様お疲れ様です。

本日も質問を頂きました。

「現在、作業療法士として総合病院で働いています。

作業療法士自体の仕事は好きなのですが、いつも上司に怒られてばっかりで、作業療法士としての自分に自信がなくなっていっています。

上司との人間関係がうまくいっているとは到底思えません。

こういった人間関係の悩みについてkazuさんはどのように対処していますか?」

医療職は多くの患者様だけでなく、チームでアプローチする以上、数々の職種からのコミュニケーションを必要としますので、こうした対人関係の悩みは切っても切り離せないものですよね。

そこで自分なりに考えた対人関係の対処方法について解説します。

対人関係の悩みは無くならない

この社会に生きている以上、この先どのような仕事をしていても、どの職場に就いていても、対人関係の悩みはこの先無くなるものではないと思っています。

基本的に他人は自分の期待通りに動いてくれるものではありません。

自分だってそうですよね。すべて他の人の言いなりになって生きてきた人はいないはず。

多少なりとも自分で考えて行動してきた過去があると思います。

考え方も価値観も違う他人は、決して自分の期待を満たすために生きている訳ではありません。

そして自分もまた、他者の期待を満たすために生きているのではないと思います。

こうした他者への期待のズレが対人関係の悩みとなって生じるものだと感じます。

故に生きていく上で、対人関係の悩みはどうしても生じてしまうものだと思います。

作業療法士という仕事において課題を分離する

だったらどうすればよいか…?

僕の考えとしては、自分が対人関係について考え方を変えていく方法しかないと思います。

その方法の一つとして対人関係の問題に当たった時

自分がコントロールできる部分とコントロールできない部分を分けて考える

つまり課題を分離」して自分の課題を抽出してそれだけに集中するようにします。

作業療法士の例でいうと、担当患者様にリハビリをして、その内容を上司に報告した後、上司から怒り口調で注意を受けたとします。

この時、自分がコントロールできる部分は”いま自分がどのように行動するか”です。

自分の行動を見て上司がどのように思うのかは、自分にコントロールできるものではなく、これは上司の課題なので、これからも自分にはどうすることもできません。

上司から怒られないようにする、気に入られようとする、という行動は上司の課題にまで介入していることであり

自分ではどうすることもできない課題を抱えてしまうことになるので、必要以上に対人関係に悩んでしまうことになります。

これは患者様に対しての対人関係も同じです。

上司や患者様に気に入られるかどうかは考えることなく、あくまでこれから行う自分の最適な行動のみ考えていくようにしていきましょう。

例えば、なぜ上司が自分に注意したのかを考えたうえで、もしその時の自分の作業療法が、リスク管理が不十分であった為に上司が注意したのであれば

  • 次は予め電子カルテを見てリスクを総ざらいしておく
  • 介入する前に他の人から考えられるリスクを教えてもらう

といった行動が考えられると思います。

対人関係の問題は、その問題の中から自分の課題と他者の課題を分けて考えよう!

怒りという課題の持ち主

またこの場合、怒りという感情を用いた行動も上司の課題です。そう考えると、上司は

  • 部下の行動が適切ではないと思った為に怒った。

のではなく

  • 上司が怒りというコミュニケーションを使用することで部下を屈服させたかった為に怒った。
  • 上司がその場で自分のストレスを解消したいが為に、怒りを利用した。

と考えられます。

(会話でよく怒ったりするような人は、常にこのような目的を持っているように思います。だって注意を促すだけなのであれば、怒ったりせず、穏やかな口調で注意できる人もいますよね)

上司の感情の後始末は上司の課題になります。

なので再度繰り返しますが、上司が自分に対して怒ったとしても、自分はそれに影響されることなく、これから行う自分の最適な行動のみを考えていきましょう。

些細な他者貢献を自分の自信にしていく

他者の期待を満たすことを目的としないのであれば、この先どのように行動していけばよいのか。

僕はこう思います。

自分の中で少しでも他者に貢献できたと感じることができたら、それを自信にしていくようにしていきます。

ここでちょっと難しいのですが、これは決して他者の期待を満たそうとして貢献するのではありません。他者から気に入られるかどうかは考えることなく、あくまで自分自身が少しでも貢献できたと感じる主観的な思いが大事になります。

作業療法士の例でいえば

  • 患者様や上司に笑顔で挨拶をした。
  • 病院内の掃除をした。
  • 外でゴミ拾いをした。
  • 患者様やそのご家族の悩みを聞いてあげた。
  • たった5分でも担当患者様の為に文献を読んだ。

こんな些細な事でも構いません。

他者がその行動でどう思ったかどうかは考えることなく、自分が少しでも他者に貢献できたと感じたのであればそれでOKです。

そしてそのような行動をとった自分に自信を持つようにしていきましょう。

日常生活で些細な「ありがとう」を増やしていく

対人関係では衝突するだけでなく、時には他者から親切にしていただいたり、面倒なことを手伝ってもらったりされたこともあるかと思います。

その時はどんな些細なことであっても他者から自分に受けた貢献に対して「ありがとう」を言うようにしていきます。

作業療法士でいえば、上司が自分の相談を受けてもらったのであれば、相談に乗ってくれたことに対して感謝を述べましょう。

患者様が自分のリハビリを受け入れてくれたのであれば、貴重な時間を割ってくれたことに対して感謝を述べましょう。

友達が自分に悩みを相談してくれたのであれば、自分を頼ってくれたことに対して感謝を述べましょう。

日常生活で「ありがとう」という言葉で満たすことができれば、自然と対人関係の悩みは薄くなっていくかと思います。

(この時、感謝は義務とならないように気を付けてください。様々な事柄に感謝すべきと思うかどうかは自分で決めていい課題です。自分の課題を他者から干渉されたり、他者の課題なのに自分が無理やりやらされるようなことは感謝すべきことではありません)

まとめ

心理学の三大巨頭とされるアルフレッド・アドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。

それほど、人間関係で生じる悩みというものは、現代を生きる私たちの社会の中で普遍的なものであると感じます。様々な価値観を持った人々が入り組んでいる現代社会において、人間関係の悩みは切っても切り離せない状況にあると思います。

作業療法士も例外ではありません。ましてや様々な専門職とチームを組んで仕事をする以上、より対人関係の問題に当たってしまう場合が多いかと思います。

しかし、人間関係は考え方次第で、複雑なものからシンプルなものになると思います。

その第一歩として「課題の分離」はぜひとも自分の日常生活で考えるようにしてみてくださいね。

kazu

これからも皆様が自分らしく生きる作業療法士でありますように。

ABOUT ME
kazu
作業療法士/マイクロ法人の社長/リベ大生