生活の支援

【現役セラピストが解説】新人セラピストでつらかった時の乗り越え方

今回は

新人セラピストでつらい時に乗り越えた対処

 

について解説します。

 

質問をいただきました。

こんにちは。僕は病院に勤務している理学療法士の1年目です。

今の仕事でとても悩んでいることがあるのですが、僕は昔から不器用でいつも上司に怒られて、臨床では何度も注意されています。

患者様からも信頼されなくてセラピストとしての自信がなくなっています。
こんなつらい毎日をどのように乗り越えていけばいいのかわかりません。

こんな自分でも立派な理学療法士になれるでしょうか。何かアドバイスを頂けたらと思います。

 

ちなみに今回はゲストを用意しました。

 

僕の友人を紹介します。

かつて同じ職場で働いていた同期で理学療法士のヌマチさんです。

 

kazu
kazu
今回は友人のヌマチさんにお話を伺いました。

 

彼はほんっっっっっとに真面目で、超ど真面目で。

そして新人セラピスト時代に数々の苦労した身です。

かつて同じ職場で働いていた僕はその姿を何度も見ていました。

 

そんな彼ですが

今は臨床もしながら、研究発表、そして後輩教育もしているセラピスト

として活躍しています。

 

質問に共感してくれたヌマチさんは

今回の質問に対して真摯に対応してくれました。

 

今回はいただいた質問に対して、ヌマチさんに解説してもらいます。

 

 

 

 

 

 

ヌマチ
ヌマチ
はじめまして!!現在6年目の理学療法士のヌマチです。

(アイコンは乃樹愛さんのブログ「のきログ」より使用させていただいています)

僕も質問者様と同じように

  • 自分も新人の時は自分がこの仕事をしてもいいのだろうか
  • 自分はこの仕事に向いてないのではないか

と思っていました。

 

しかし、今はこの仕事にも慣れてきて、自分なりの治療ができてきて

今は新人の教育係をしています。

 

そこで今回は新人の時代を振り返って自分が悩んだことを思い出しながら

新人時代の乗り越え方をアドバイスさせていただきます。

できない、わからないは当たり前

皆さんは業務中にわからないことがあり、職場の先輩に質問をしたいとき

  • こんなことを質問してもいいんだろうか
  • ”こんなことも分からない” “こんなこともできないのか”って思われないだろうか

と思ったことはありませんか?

 

この考え方、非常にもったいないです!!

 

皆さんは

  1. 大学または専門学校で勉強し
  2. 厳しい臨床実習を乗り越え
  3. 国家試験をクリアし免許を取得しました。

しかし、ここまではあくまでスタート地点に立ったにすぎません!!

 

大学や専門学校で学んできたことはほんの一握りであり

皆さんはまだまだ知らないことだらけで

それは“当たり前なこと”なのです。

 

これは皆さんの先輩も同じであり

皆“知らないことだらけ”でこの世界に入り、勉強をし、研鑽を積んできました。

 

また私見ですが、セラピストは

“教えたがり”な人が多い

と思います(笑)。

 

先輩は

勉強してきたことを少なからず新人に伝えたいと思っている

と思います。

 

しかし、なかなか他人の分かっていること、分からないことは見えてこないですよね。

 

そこで

「分からない!!」

と意思表示をすること

が皆さんのスキルアップにつながる大きなチャンスになると思います。

 

中には直属でも質問しづらい先輩もいると思います。

そこで

「この人なら質問しやすいな」

という先輩をみつけてみましょう。

 

また、新人の同期がいる場合は

教えてもらったことを新人同士で共有することも有効

かなと思います。

 

経験年数が増えるにつれ

分からないことを誰かに聞くということができなくなってきます。

ヌマチ
ヌマチ
なんでも質問ができるというのは新人の特権です。

この一年でたくさん先輩に質問し、たくさん知識を深めてください。

まずは日々の業務から覚えよう!!

前の項目でたくさん知識を深めようといいましたが

勉強する分野や量は膨大ですよね。

 

でも、日々業務はこなさないといけないし、毎日介入を行わないといけません。

 

勉強と仕事、両立は難しく

ヌマチ
ヌマチ
“なにからすればいいのだろう”と迷っている人はいませんか?

 

そんな方は

まずは“目の前の業務”を覚えましょう!!

 

日々の業務に追われてしまい毎日毎日残業となってしまうと

自己研鑽する時間もなくなり、あっという間に1年間が過ぎ去ってしまいます。

 

また、厳しい話になってしまいますが

私たちはセラピストである前に“一社会人”です。

 

職場は学校と違い、所属して給料をもらっている上では

収益をあげることに貢献しなければいけません。

 

そのため、自己研鑽に重きを置き、日々の業務をおろそかにしてしまうと

職場からの印象もよくない方へとられる可能性が高いです。

セラピストの事務業務をこなす

日々の業務には大きく二つに分けることができると考えます。

 

まず一つ目が事務的な業務です。

  • 日々の記録
  • 計画書などの書類

などなど…

いわゆる雑務ですね。

 

この職種も書類を作成することが必須ですよね。

 

書類を作成するにも文章力をはじめ

パソコンを使用する場合はタイピングスピードなどなど

関係なさそうなスキルも身に着けると作業効率もあがります。

 

また

  • 「ここまでやったら今日は帰ろう」と一日のなかでの仕事のゴール目標
  • 「今日はこの仕事を必ず終わらせよう」と仕事の優先度を決める

といった少しの工夫でも仕事の効率化を図ることができます。

 

自分もこちらの動画で臨床スキル以外も必要であることが分かり、実行しています。

【参考動画:リベ大の下記の動画もご覧ください👇】

こちらの動画では

仕事を効率化を図るために意識するべきことが取り上げられています。

ヌマチ
ヌマチ
実践してみると作業効率があがり、雑務の所要時間を短縮することができました。

セラピストの患者業務をこなす

二つ目は、患者業務ですね。

 

まずは

目の前の患者様に関しての知識、技術を深めることが重要であり

最も効率のいい自己研鑽だと思います。

 

治療介入をするにあたって

”治療スキル”だけではなく評価スキル

を深めることが大切です。

 

むしろ評価スキル”のほうを優先して勉強するべきだと思います。

 

医療において

患者さんそれぞれの障害の原因を把握することではじめて治療方法が組み立てられます。

 

評価スキルに対する知識もまずは職場の先輩を参考にしてみましょう。

 

職場によっては自分が担当以外の患者さんに代行として入ったり

自分の担当患者さんに先輩が入ってもらったりすることもあると思います。

 

その際に

「先輩はどのような治療介入や評価をしているんだろう?」

という視点を持ち、先輩に聞いてみることで

自分の持ち得なかった所見や考え方を新たに得ることができます。

ヌマチ
ヌマチ
言い換えると先輩から技術を“盗む”といった感じですかね(笑)

先輩の技術や考え方を自分が実際に使ってみる際に

一つ気を付けていただきたいことがあります。

 

それは必ず根拠を明らかにすることです。

 

患者さん一人一人の障害は異なっているため

どれだけすごい技術でも当てはまらないことがあります。

 

一つの知識や技術を盲信するのではなく医学的に根拠をもつことが大切です。

 

「この患者さんにはこれが適しているな」

と技術の取捨選択ができるようになることも大切な臨床スキルです。

まとめ:自分の健康も仕事のうち

以上、新人セラピスト時代を乗り越えるために意識して欲しいことを解説しました。

まとめると

  • “できない、分からない”ことは当たり前!
  • なんでも質問できることは新人の特権!
  • 質問しやすい先輩をみつけ、分からないことは質問してみよう!!
  • 日常業務をまずは優先的に覚え、書類業務といった雑務の効率化を図ろう!
  • 臨床の業務は先輩の技術を参考にし、業務中に自己研鑽も両立しよう!!

といったことについて述べさせてもらいました。

 

新人時代は日常業務も覚えないといけないし

患者さんのQOLを上げるため、臨床スキルを一から学ばないといけません。

 

それに加え、相手をするのは“人間”ですから

気を使わないといけないことが多いため気苦労も絶えず

疲労がどんどん溜まってしまうと思います。

 

自分も6年目ですが、やっぱり気疲れする時もたくさんあります。

いろいろ述べさせてもらいましたが、一番大切なことは

自分も健康に仕事をすること”です!!

 

実習と違い、社会人は何年も続きます。

仕事では瞬間的な仕事のクオリティーよりも

そこそこのクオリティーを持続的に求められます。

 

何年も働くため、優先するべきことは

仕事よりも自分の心身の健康です!!

 

心身ともに健全でなければ成長しようという気力もわかなくなってしまいます。

 

今回アドバイスさせてもらったことは

時間や心に余裕を持つためにも役立つと思います。

ヌマチ
ヌマチ
これらのアドバイスが皆さんのつらい時を乗り越えるために、少しでも役立てることができれば幸いです。

まとめのまとめ:偉大な人は失敗という影が大きい人

以上で、ヌマチさんの解説は終わりになります。

 

いや〜説得力が深いですね。

 

それに心身になってアドバイスしようとする彼の魅力が文章で伝わります。

 

きっと彼もいろんな経験をして、辛い思いをして

そんな背景があるからこそ、こうやって心身な思いを解説できるのだと思います。

 

僕が思うのは、新人時代に大変な思いをしていても

その経験は今後の自分の宝になる

ということです。

 

今回、ヌマチさんが自分の経験を通して解説してくれたように

  • 苦労した経験も
  • 失敗した経験も
  • 過去の苦い経験も

そういった経験もいつかは人を助ける大切な自分の力になる。

僕はそう思います。

 

むしろ失敗したことがあるという経験が

自分に磨きをかけてくれるものだと思っています。

 

誰もがいろんな失敗を積み重ねてきた身です。

しかしその失敗の背景があるから、人は大きくなる。

 

大きい人ほど、太陽に当たった時の影が大きくなるのと同じように

たくさんの失敗という大きな影を持っている人は

大きく偉大な存在になるのだと思います。

 

失敗した経験も、しんどい思いをした経験も決して無駄にはなりません。

そしてそんな経験が人の役に立つことを、今回彼が示してくれたと思います。

 

文章を読んでみて感じたのですが

改めてすごいセラピストになっていきましたね!

今後の彼の活躍にも期待です!

kazu
kazu
ヌマチさんありがとうございました!

 

Special thanks:ヌマチさん