生き方支援

【作業療法士の仕事】回復期リハビリでの作業療法

さy今回は

  • 自分が病院で働いて、回復期リハビリにいたときの経験

についてお話します。

 

リハビリテーションが行われる時期は大きく

  • 急性期:病気になり始めた時期
  • 回復期:急性期を脱し、身体の機能が回復できる段階
  • 生活期:病状が安定した後、在宅で生活している時期
  • 終末期:進行する病気があり、余命3〜6ヶ月程度の時期

以上の4つに分けられます。

 

回復期リハビリテーションとは

病気の症状が安定し、在宅復帰を目指すために行われるリハビリテーション

のことです。

 

  • 回復期リハビリってどんなリハビリなのかわからない
  • セラピストで回復期リハビリに興味がある
  • 家族が回復期病棟に入院していてどんなリハビリをしているのか気になる

という方はぜひ参考にしてください。

回復期リハビリの内容について

僕が作業療法士1年目の時は

主に回復期リハビリテーションを担当していました。

 

2年目では急性期と生活期と兼務するようになりました。

 

当時は1単位20分で、担当患者一人当たりおよそ3単位(1時間程度)

1日計6~7名の担当患者様にリハビリテーションを行っていました。

回復期ならではのアプローチの面白さ

回復期の面白さは

患者様の入院から在宅復帰・社会復帰まで長く・深く関わることができる

ことだと感じています。

 

患者様によって、症状も様々であれば、生活背景も様々です。

 

回復期のリハビリテーションでは

患者様の身体を捉えつつ、患者様自身が今後望んでいる生活に向けて橋渡しできるようなアプローチを行っていました。

  • 脳卒中で視力障害が残ったものの、教諭を続けたい方
  • 脳卒中になったものの、自動車運転を獲得したい方
  • 事故で骨折したものの、赤ちゃんの世話ができるようになりたいと願う方
  • 頚損の四肢麻痺があったものの居酒屋での外食を希望されていた方

様々な病気と様々な希望がある方を担当させていただきました。

回復期で初めて担当させていただいた方

作業療法士になって初めて担当させていただいた患者様は

上記の教諭の仕事をしたいと希望している方でした。

 

本人は体育の教師であった為

  • 血圧や外傷に注意しつつ、外で一緒に球技を行ったり
  • 視覚不良のストレスで気分が滅入ってしまった場合のリラックス方法
  • 自宅から職場までの通勤方法を一緒に考えたり

と様々なアプローチを行いました。

 

また脳卒中は再発するリスクもあるため

  • 再発しないための食生活を一緒に考えたり
  • ストレスと上手に付き合う方法を考えたり
  • 血圧を測ってメモし、それを毎日モニタリングしたり

こういった方法も行っていきました。

 

その結果、患者様は無事に教諭へ復帰することができました。

 

退院半年後に、自分が働いている職場にわざわざ来ていただき

おかげで今も元気に学校の先生として頑張っていますよ!

との言葉を頂いた時には涙が出そうになりました。笑

回復期リハビリで大変だったこと

もちろん回復期リハビリテーションで失敗したこともありました。

(ここからは少し専門的な話になります)

それは

リハビリテーションで可能な機能回復を見極めるのが大変だったこと

です。

引用元:脳卒中機能評価・予後予測マニュアル/編集 道免和久より

上記の結果からみても

発症から1~2か月程度は機能回復が見込める時期です。

 

脳卒中になって麻痺した腕も

しっかりリハビリして回復できれば

食事で麻痺手が机に置けて、姿勢が保たれて

負荷の少ない食事ができたかもしれない

そうすれば奥さんとの外食が達成できていたかもしれない

あくまで推測の中での話にはなってしまいますが

要は機能回復が望める時期にしっかり機能回復も行う。

 

この見極めがしっかりできていれば

患者様にとってもっと質の高い生活を考えることができたのではないか

と思うのです。

まとめ:回復期で考えておくべきこと

特にリハビリテーションの重要性が高い回復期リハビリテーションでは

病気の回復段階を見極めて、優先順位を考えながらアプローチすべき

と考えます。

 

機能回復にこだわって機能訓練ばかり行い、生活を捉えられないアプローチも

問題の本質を捉えていない失敗例だと感じます。

 

患者様の望む作業遂行のために、機能回復と生活をバランスよく捉えて

その日その時に優先的に行うべきアプローチは何か

常に考えながらリハビリテーションにあたることが大事だと思います。

 

失敗もありましたが

回復期リハビリでの勤務が一番感謝されたと感じています。

 

患者様が

  • 作業療法を通して機能を回復
  • 以前の生活を取り戻し
  • 笑顔で在宅に戻る過程を直接経験できる

これが回復期リハビリテーションの面白さであったと感じます。

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人から感謝される瞬間が1番やりがいを感じます

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作業療法士/マイクロ法人の社長/リベ大生