たくさん稼ぐよりも“ちょうどよく稼ぐ”

豊かに暮らしていく上でお金はとても大事。

でもお金の力はいい意味でも悪い意味でも想像以上に強大です。

お金がたくさんあれば享受できる豊かさの選択肢が増える分

ついつい「もっと…もっと…!」という欲も出やすい。

お金は貯金にしても収入にしても「あればあるだけ良い…!」という思いになってしまいやすい。

今や資本主義が中心の世の中ですから、お金が大きな価値観の基準になっていることも事実。

そして僕はお金に関する資格として簿記とFPの資格を両方取得しています。

日頃からお金の勉強もしているのでこの事実を否定する気持ちはありません。

しかし僕はあえて言いたいのは

身の丈以上にお金を稼ぐ前に考えるべきことがある

と思っています。

今回は

自分にとってちょうどいいお金を稼ぐこと

についてお話ししようと思います。

目次

自分が心地よい幸せの規模感

僕が大事だと思っているのは

自分自身が心地よいと感じる幸せの規模感はどれくらいか?

これを自分の頭で考えることだと思います。

仕事でも収入でも特に忘れてはいけないのは

お金をいただくのは同時に責任を負うことにもなること。

「お金を稼ぐ」ということは人から感謝をいただくことだと思っています。

それゆえに多くのお金を稼ぐにはより多くの人を喜ばせること

つまり顧客の期待に応える責任の範囲が広く及ぶことになると思っています。

より多くのお金を稼ぎたいのであれば、その分多くの人からの期待に関わる責任を持つことになる。

必要以上の責任を負いきれないのであれば、お金を稼ぐことに心理的な圧迫感を感じるかもしれません。

なので自分なりの幸せの規模感を確認することが大事だと思います。

例えば

  • たくさんの人から称賛をもらいたい人
  • 限られた人とだけ密に関わりたい人

これらは働き方も暮らし方も変わってくるはずです。

自分の自宅にたくさんの人を呼んでワイワイしたい人もいれば

人との関わりを最小限にして、あとは自分だけの時間も確保したい人もいるはずです。

仕事においても

  • できるだけ多くの人にマーケットするのか
  • 数は少なくても自分だけのリピーターを獲得するのか

アプローチの方法も変わってくるはずです。

資本主義で経済が中心に回る世の中では、どうしても大きなお金を動かしている人が目立っている現状です。

でも果たして自分自身は

「たくさんの人を一度に喜ばせるのが好きなのか」

「たった1人をたくさん喜ばせるのが好きなのか」

今一度自分の頭で考えてみる必要があります。

身の丈に合った金額を考える

では自分の身の丈に合った金額とは具体的に何か?

僕は個々人が豊かに暮らせる必要最低限の金額を見つけることが大事だと考えています。

ミニマリスト界隈ではミニマムライフコストとも言われていますが

ミニマムライフコストとは自分が必要最低限に豊かに暮らせる生活費を指します。

そのコストを踏まえた上で、最低限どれくらいの収入があれば安心して暮らせるのか

この金銭的な基準を設けておくことが大事だと思います。

ちなみに僕の場合は

  • 必要最低限に暮らせるミニマムライフコストを10万円
  • その中間のミドルライフコストを15万円
  • 自分なりに贅沢に暮らせるマキシマムライフコストを20万円

この3つの基準を設定しています。

このミニマムライフコストから自分が最低限暮らしていける生活費を算出して

あとはそれを叶えられるくらいの収入額を逆算します。

時給換算すればどれくらい働くことができれば十分なのか?

年収で言えば毎月どれくらいの手取りがあれば十分なのか?

これを自分の数値で考えてみることをおすすめします。

こうしていけば

「もっと収入の高い仕事に就かなければならない…!」

「もっと仕事をしてもっと稼ごう…!もっと貯めよう…!」

というお金の執着から離れて、少しずつストレスフリーな暮らしに近づいていくと思います。

しかし僕のような暮らしだけでなく実際には

夫婦共働きの世帯、子供持ち、会社員またはフリーランス…

このように生活費や収入の形態は家庭によってそれぞれだと思います。

なので自分の状況とよく向き合いながら自分なりの基準を設けること。

自分の価値観とも照らし合わせて、必要最低限というものを知ること。

大事なのは自分なりの豊かさをとにかく自分の頭で考えること。

自分なりに豊かに暮らせる基準というものを自分で設定することだと思います。

まとめ

経済が中心に回る世の中、お金が大事じゃないというつもりは一切ありません。

しかしお金以外にも大事なことがあることも事実。

お金は自分が自分らしく豊かに生きていくためのツールに過ぎません。

 お金は大切なものではありますが「ただの道具」であることを忘れないでほしいと思います。絵に描いたような「お金持ち」でなくても、自分の夢を叶えたり、仕事や趣味に打ち込んだりと、満ち足りた人生を送っている人はたくさんいます。

 何が正しいということではなくて、お金の大切さを意識したうえで、自分が納得できる行動を取ることが大事なのです。

出典:僕らの未来が変わるお金と生き方の教室|池上彰 株式会社Gakken(2023/2)

そしてお金は常に責務と隣り合わせにあること。

資本主義の世の中で生きているからこそ主張したいことです。

より多く稼ぐことばかりに集中してしまって、自分の身の丈以上に責任を背負って

自分の人生を生きにくくしないようにしたいですね。

そのためにも自分が何に豊かさを感じるのか?

自分には具体的にどれくらいのお金があれば豊かさを持続可能にできるのか?

それを自分の価値観で考えていくことが大事であるように思います。

よければ参考にしてみてください。

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