僕は現在、大阪にて作業療法士として働いています。
ちなみに去年は、週5日フルタイムで勤務していたのですが
今年の4月からはもう週3〜4日しか働いていません。
投資による不労所得も得ながら毎日働いていないので、一部の人からは
セミリタイア的な生活
とも言われることもありますね。
(実際は土日休み+水曜日を定休日で、週休3日・週4日勤務ですが
祝日や振替休日がある週は週3日勤務になるので、週3〜4日勤務と定義しています)
そしてこの働き方をやってみて、およそ半年以上経ちました。
今回は
フルタイムの正社員から週3〜4日勤務生活への率直な感想
についてお話しします。
時間的ゆとりと社会的な安定
最初に結論から言うと、フルタイム勤務の頃と比べて
間違いなくQOLは大きく上がりました。
その理由は、週3〜4日勤務にしたことで
時間的ゆとりと社会的な安定のちょうど良いバランス
を手に入れたからです。
僕は連勤が4日以上続くと、どうしても働く気持ちが落ちてしまいます。
フルタイム勤務をしていた頃は、毎週木曜日がいつも憂鬱だったんですね。
もしかして皆様も同じですか?
かといって、会社員を離れると
- 国民年金・国民健康保険が全額自己負担になる
- 健康保険の保障が薄くなる
- 厚生年金の対象外となり年金受給額が減る
といった社会的なデメリットもあります。
そこで土日休みの他に水曜日を定休日にして
週3〜4日勤務を取り入れてみました。
週3〜4日勤務のメリット
実際にこの形で働いてみると
- 平日休みと休日休みのメリット両方を享受できる
- 連勤が長くても二日しかないので精神的にラク
- 厚生年金・健康保険にも加入できる
結果的に
ちょうどよいワークライフバランスと手厚い社会保障
両方手に入れることができました。
平日休みがあるので郵便局や市役所にもいけるし
平日の昼間は人が少ないので、人気スポットにも並ぶことなく行けます。
そして休日休みもあるので、友人との都合も合わせられます。
また平日のど真ん中である水曜日に1つ休日をセッティングするだけで
憂鬱だった木曜日も十分にリフレッシュした状態で仕事ができます。
しかも週3〜4日勤務は、週の労働時間が20時間以上なので
厚生年金や健康保険といった社会保険の加入対象にもなります。
さらに副業に取り組める時間も増えて
今は定期的にブログ・SNSを通して発信活動もできており
副業によるもう一つの収入も得ることができています。
結果的に公私ともに充実し
本業と副業をバランスよく取り組めてかつ手厚い社会保険にも入れるという
現時点の僕にとっては、理想的な働き方を手に入れたと思っています。
週3〜4日勤務のデメリット
反対にデメリットとしては
- 賞与・退職金がなくなった
- ずっと雇用が保障されるかわからない
- 会社内で昇進する機会がなくなった
これらが挙げられます。
なので今後も長く安定してお金を受け取りたい場合は
週3〜4日勤務にすると勤務上のリスクが上がるので
その分ストレスが増えてしまう可能性があります。
しかし賞与のカットは
週3〜4日勤務で増えた自由時間を副業に充てることでカバーできるし
特に退職金に関しては
- 積み立てNISA
- iDeCo
- 小規模企業共済
これらを活用して自分で積み立てていくこともできます。
雇用がいつまでも保障されていない点についても
- 万が一の生活防衛資金
- いくつもの職場を経験した実績
- 職場の人間関係を良好に保てるスキル
これらを活用すれば、いま働いている会社で雇用が打ち切られても
転職を駆使して安定して暮らしていけます。
会社内での昇進がなくなっても、個人事業主になれば実質社長みたいなもの。
なので、これらはデメリットは工夫次第でカバーできると思っています。
週5日も働く必要がない理由
毎日働く必要がなくなった理由はシンプルで
そこまで多くのお金が必要なくなったから。
僕は基礎生活費が毎月10万円以下の暮らしをしています。
今の職場で週3〜4日働くことができれば
どんなに低く見積もっても最低月15万円は稼ぐことができます。
多少贅沢のある生活をしても生活費は月11〜12万円程度。
なので月15万円あれば十分に食べていけるし、それなりに楽しい暮らしもできます。
それに貯金・投資だってできます。
僕は積み立てNISAを活用して毎月投資を行っており
例えば、余剰資金5万円を年利5%のインデックスファンドに毎月投資していけば
20年後には2,000万円以上になります。
これだけあれば老後資金は十分です。
そして大阪はやっぱり無料で利用できるものの質が高い。
図書館は広いし、公園はきれいに整備されていてまるでキャンプ場のように広い。
無料で使えるフリースペースには座れるところがたくさんあって
水筒にコーヒーを入れて持っていけば、まるで屋外カフェのように使用できます。
つまりお金を使わなくても十分に楽しめる環境がたくさんあります。
なので充実して生活していくのに、週3〜4日勤務でも十分に暮らしていけるのです。
ゆとりある時間こそ豊かさになる
僕は豊かな暮らしとは
ゆとりある時間を過ごすことだと考えています。
日常生活上のストレスは、時間が足りないことにあると思っています。
時間にゆとりがないと、いつも時間に追われる生活になってしまい
- 約束事に焦って精神的に疲れたり
- 走って移動して身体的に疲弊したり
- たくさんのことを同時にやらなければならなかったり
結果的に多くのストレスを抱えてしまうのではないかと思います。
それにどんなに優しい人でも時間に追われると
どうしてもイライラしてしまうもの。
それだけに時間的なゆとりは、豊かな日常生活に直結すると思うのです。
反対に時間のゆとりを作ると、直近の予定に焦る必要もなくなるし
本当の意味で「いま、ここ」を生きることができます。
自然に触れ合ってもいいし、行きたいところにふらっと立ち寄ってもいい。
時間を気にすることなく散歩してもいい、昼間からビールを飲んでゆっくりしてもいい。
なにより「何もしなくてもいい」という選択もできます。
つまりゆとりある時間から「自由」を感じることができるんですよね。
こうして
たくさんある時間をゆったり使うことで心のゆとりにもつながります。
僕はこれこそが豊かな暮らしの本質ではないかと思います。
なので
- 日々の生活が時間に追われている
- 毎日働く必要がない程、支出が少ない
- 自由な時間も欲しいけど社会的な安心も欲しい
こういったお悩みがある方は
水曜日定休日の週3〜4日勤務を検討してみてもいいんじゃないかと思います。
まとめ
仕事といえば
会社で平日8時間勤務する、という働き方が一般的です。
しかし僕は
働き方は千差万別であっていいいと思います。
もちろん平日フルタイムで会社員として働いていいし
人によっては、週休3日で働いてもいいし
週に1回の勤務でもいいし、フリーランスとしても働いてもいい。
なにより大事なのは
自分にとって最適な働き方を見つけること。
そしてその働き方に自分が納得して選ぶこと。
自分にあった働き方を見つけることができれば
どんな仕事も一気に楽しくなるのではないかと思います。
そして仕事が楽しいと人生が楽しくなります。
仕事は人生の大部分を占める作業ですからね。
よければ参考にしてみてください。
人生の主役は自分です。