「幸せに生きるにはどうすればいい?」
こういったお悩みはよく聞きます。
たしかに幸せって難しいですよね。
どれだけ仕事を頑張っても、自分より仕事ができる人はいますし
SNSを見れば自分よりすごい人は簡単に見つけられてしまいます。
きっと
自分の今の暮らしに到底幸せを感じにくい
そんな思いがあると思うんですよ。
ここで
心身の健康を害してになって、仕事もなくなって
人との関わりもなくなって、お金も一度底をついて
そんな過去がある僕が
幸せに生きるということについて
お話させていただきます。
幸せは気付くもの
結論から言うと
幸せはなるものではなくて気付くもの
だと思っています。
幸せになりたいって悩んでいる人って、そのほとんどは
周りとの差に悩んでいる
のがほとんどだと思います。
でも僕は実際に、いろんな人からお話を伺ったのですが
お金持ちでも不幸せな人がいるし、逆に貧乏でも幸せな人はいます。
成功したと言われている人でも、窮屈そうに生きている人もいますし
逆にお金や名声が少なくても、生き生きと自由に暮らしている人もいます。
僕が思うに、その違いは
幸せを他人と比べているかいないか
つまり、他人に決められたものではなく
自分なりの幸せの定義を決めているか
だと思っています。
ちなみに僕の幸せの定義は
- ゆったりとした時間があること
- 身近な人が喜んでいること
豪華なモノも、豪華な食事も別に必要ありません。
それよりも僕と関わってくれる人が喜んでいる
そんな顔をみる方が嬉しいんですよね。
そして時間に追われず、自分のペースで好きなことをやれている。
これがあれば別に有名でなくても、お金持ちでなくてもいいかなって思います。
生きているだけで幸せ…?
ある一つの経験をお話します。
僕は数年前、作業療法士として大きな病院で働いていた時
同い年の末期癌の方を担当することがありました。
その人は重度の白血病で、すでに医師から余命宣告を受けた人でした。
当時の僕は社会人になって間もなかったこともあり
仕事がうまくできない自分に悩んでいました。
そんな中、その人のリハビリテーションを担当しました。
その人は
毎日生きていることに感謝していました。
毎日僕に笑顔で握手してくれました。
その人は
「今日も生きることができた!」
「今日もkazuさんに出会えた!」
「嬉しいです!ありがとう!」
と言ってくれました。
その時自分は
(今までなんてちっぽけなことで悩んでいるんだろう?)
って思ったんですよ。
明日を生きているかどうかわからない人が
今を幸せそうに噛み締めて生きている。
反対に僕は小さなことに思い悩み、それで勝手に不幸だと思っている。
そんな自分が恥ずかしくなりました。
本当は今を生きているだけでも、幸せなことなんじゃないか。
そんな風に思わせてくれた経験でした。
幸せ3行日記のススメ
それでも
「今ある身近な幸せに気づきましょう。」
って突然言われても難しいと思うんですよね。
身近な幸せを感じるには訓練が必要だと思っています。
その身近な幸せを感じていくには
幸せ3行日記
をおすすめします。
これは樺沢紫苑先生の書籍から参考にさせてもらいました。
その内容は至って簡単で
- ペンとノートを用意して
- 今日幸せだったことを三つ書いて
- それを毎日続けるだけ
この時、実際に書いていく内容は
些細なことであればあるほど良い。
なぜなら豊かに暮らしていくには
たくさんの小さなことに幸せを感じることが最大のポイント
だからです。
例えば僕なんかは
- 散歩してたら道端に綺麗な花が咲いていた
- 買ってみたお菓子が美味しかった
- 今日会った友達との会話が面白かった
こんな些細なことも書いています笑
これを繰り返しているうちに
自分の周りには幸せなことがたくさんある
ということに気づけるようになったんですよね。
もう一度言いますが、幸せに気付くことは訓練が必要です。
まずは3行からであれば誰でも取り組めるし
全然難しいことではありません。
ぜひやってみてください。
まとめ
いつしか小さい頃からメディアを通して
誰もが羨む理想的な幸せのようなものを見せられるようになった
そのせいで不幸になった人が増えたと思っています。
テレビを見れば、有名人の人が自分より豪華な食事を食べている。
歴史に名を刻むような著名人が、自分より大きな家に住んで暮らしている。
つまり今の幸せを感じにくいのは
劣等感を駆り立てられるようなものを、昔からよく見ていたからだと思うんです。
でも僕が思うのは
そんな誰もが羨むほど理想的な形って
自分が幸せに生きることとはあまり関係がないと思ってて。
大事なのは
自分なりの幸せを感じることができればそれでいい
と思っています。
たくさんのお金がなくても
少ないお金で幸せを感じれるならそれでいい。
たくさんの人を喜ばせなくても
たった一人をたくさん喜ばせればそれでいい。
よくないのは
これがないと幸せじゃないと思わされること。
例えば、結婚しないと不幸だとか
有名大学に合格しないと不幸だとか
大手の会社に就職しないと不幸だとか
年収が一般家庭の平均以上にないと不幸だとか
そういった他人が決めた幸せに従ってしまう
これがいけないことだと思っています。
幸せとは本来、誰かから決められるものじゃないはずです。
食べたら幸せを感じる好きな食べ物って、人によって千差万別であるように
幸せの形も千差万別であっていいと思うんです。
だからたくさんのお金がなくても、立派な学歴も、実績がなくても
別に特別な自分でなくてもいい。
自分の幸せは自分で決めていい。
そして、そのためにも
自分なりの幸せな姿を想像して、それを身近に感じること。
それが第一歩だと思っています。
よければ参考にしてください。
小さな幸せを感じていきましょう。