日常生活を豊かに暮らしていく上で
ストレスを管理してメンタルを整えること
を特に意識しています。
ストレスの少ない生活は豊かな生活に直結すると思っており
「Think clearly」という書籍にも
よい人生を送るというのは、物質的に満たされることではなく、ストレスを引き起こすような考え方を避けて心を充実させることだ。
出典:Think clearly|ロルフ・ドベリ著/安原実津訳|サンマーク出版
とあります。
でも日常生活の現実は
仕事に家事や育児…と煩雑なことも多く
どうしてもストレスを感じてしまう日々になるのも事実。
そこで今回は僕が意識している
日頃からストレスフリーになるコツ
についてお話していきます。
時間的に豊かになる
まずは
時間にゆとりを持って暮らすこと
これがベースとなります。
日常生活で生じる多くのストレスって
ほとんどが時間が足りないことにあると思います。
例えば
- 時間ギリギリで会社に駆け込んでいる…
- 約束の時間にいつも追われている…
- 家事に忙しく毎日を送っている…
そんな状況にあれば、どうしてもイライラしてしまうもの。
反対に日頃から
時間的なゆとりがあれば、こうしたストレスから解放されていきます。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という書籍でも
何もしていない、のんびりとした時間は自分を見つめ直す大切な時間。だから時間をゆったり使うことは「究極の贅沢」でもある。幸せの根底で支えるのは「時間の豊かさ」があるということ。
出典:ぼくたちには、もうモノは必要ない|佐々木典士/株式会社ワニブックス
時間的なゆとりが豊かな暮らしに必要なことを解説されています。
ではまず何から手をつければいいのかというと
手始めとしてやらないことを決めること。
以前の記事でも解説しましたが
時間が足りなくなるのは
1日の中でやることに溢れているのが要因の一つ。
そうなるとどうしても時間的なゆとりは感じにくい。
なのでまずは1日の中でやらないことを決めること。
もう少し具体的に言うと
自分にとって重要ではないことを手放して、自由に過ごせる時間を確保する。
こうして1日の中に時間の余白を作ることが大事です。
時間の余白があれば
突然やらなくてはいけないことに遭遇しても対処できるし
焦って取り組む必要もなくなります。
ゆとりある時間が豊かさをもたらしてくれます。
通勤時間をできるだけ短く
そのやらないことの一例として
長い通勤時間を手放すこと
をおすすめします。
僕はかつて
通勤時間が車で1時間のところに住んでいた時期もありましたが
今住んでいるところは通勤徒歩5分程度。
あえて家賃が高くなっても職場に近い物件を選びました。
そこで特に感じたのは、実際に職住近接だと
- 朝・夕の自由な時間が増える
- 通勤のストレスがほとんどない
- 通勤の移動費もかからない
とメリットたくさんでした。
急に雨や雪が降ろうが、遅刻に焦ることはないし
公共交通機関も使わないので遅延や満員電車に悩まされることもありません。
「幸せをお金で買う5つの授業」という書籍でも
アメリカでもフランスでもドイツでも、通勤に長い時間を費やしているほど、人生に対する満足度は低いと答えています。どうやら通勤は、時間の豊かさをひそかに害しているようです。
出典:「幸せをお金で買う」5つの授業|エリザベス・ダン、マイケル・ノートン、古川奈々子
と解説されています。
他にも僕は朝の時間を使って
- 朝の散歩
- ストレッチ
- ブログ執筆
といったことをしています。
総じて日常生活のストレスが一気に減ったように感じました。
これから就職または転職を考えている人は
暮らしの投資と考えて、職場の近くに住んでみることもおすすめします。
約束を作りすぎない
次に
予約や予定といった約束事を作りすぎないこと
をおすすめします。
僕は意識して1ヶ月のスケジュールの中に
予約・予定を多く作らないようにしています。
約束事を一つ作ると
- 予約の時間と場所を決める
- 予約までの時間を逆算して行動する
- 約束の場所まで向かう
という手順が一度に発生します。
つまり予約や予定は多くなりすぎると
どうしても自分が自由に過ごせる時間が減ってきて
先の行動に縛られてしまいがちです。
そうなると時間的なゆとりを感じにくい。
なのでスケジュールを予定いっぱいにしないこと。
毎月の予定は多くても3〜4つに絞って
あとは何もしなくてもいい日を多く作っておきます。
こうしていくことで
- 疲れていたら横になって休憩する日にする
- 天気が良ければ気ままに散歩する日にする
- 低気圧なら家でゆっくり読書する日にする
といったように
その日の自分の気分に合わせて行動することができます。
自分の気分や体調に正直になって過ごせるようになるので
徐々にストレスフリーとなっていくんですね。
何もしなくていい時間が大事。
何でも“人より早く”
最後に日頃から
“人より早く”の行動を積み重ねること
これもおすすめしたいです。
ストレスを感じてしまうもう一つの要因は
思うように身動きが取れないことにあります。
交通渋滞や人混み、行列、満員電車…
どれも想像しただけでストレスを感じてしまいますよね。
これらは全て
周りの人と同じタイミングで行動する時に起きてしまうことであり
反対に言えば
人より早く行動してしまえば、これらのストレスからは解放される
とも言えます。
例えば、誰もがストレスを感じやすい通勤も
人より早く起きてしまえば渋滞や満員電車に巻き込まれません。
飲食店の待ち時間も早めに食事を始めてしまえば行列に並ばなくて済む。
他にも
早めに仕事を終わらせてしまえば残業で疲れない。
早めに寝てしまえば、睡眠不足に悩まされずに済む。
こうして
- 人より早く食事を済ませる
- 人より早く仕事を終わらせる
- 人より早く布団に入って寝る…
日頃から“人より早く”を積み重ねることで
徐々にストレスから解放されていきます。
“人より早く”ぜひ試してみてください。
朝一に空気を入れ替えて掃除
“人より早く”の一例として
朝早くからの掃除と換気をお勧めします。
僕は朝起きた後、窓を開けて室内の換気扇を回して
クイックルワイパーでフローリングを掃除します。
1日の始まりから部屋をきれいな状態にしておくことで
毎日清々しい気持ちでスタートできます。
空気には鮮度があると思っていて
いつまでも空気を帯同させていると、ナマモノのように品質が落ちる。
なので朝一番に換気して毎日新鮮な空気を味わいます。
これだけで室内の芳香剤もいらないくらい
朝からすっきりとした気持ちになることができます。
まとめ
ストレスフリーの方法を解説してきましたが
僕が思うストレスフリーとは
適度なストレスを味方にすること。
日常のストレスを完全に無くすことではないと思っています。
ストレスもデメリットばかりではなく
- 成功の達成感を感じることができる
- 行動力を促すことができる
- 適度な緊張感を楽しめる
といったメリットがあります。
ストレスが全くない世界もそれはそれでつまらないかもしれない。
でもかといってずっとストレスばっかりだったら疲れてしまう。
「論語と算盤」でも
渋沢栄一は孔子の「中庸」という言葉を借りて
決して極端に走らず、中庸を失わず、常に穏やかな志を持って進んでいくことを希望する。
出典:現代語訳 論語と算盤|渋沢栄一 守屋淳訳|ちくま新書
と言っています。
なので大事なのは両極端にならず
多すぎず・少なすぎずのバランスをとりながら
日々のストレスと上手に向き合えること
これがストレスフリーのポイントだと思います。
よければ参考にしてみてください。
よりよく暮らしていきましょう。