今回は
- 僕が簿記3級に合格するまでにやってきた過程
について解説していきます。
僕は今年の2月に簿記3級に合格しました。

簿記の試験は100点中70点以上が合格ラインなのですが
結果は93点と満足のいく内容だったように思います。
最初は正直言って、簿記という資格があることさえ知りませんでした。
僕はリベラルアーツ大学の下記の動画を見て初めて簿記という資格を知りました。
実際に動画を見て、僕は今後の希望として
- 将来、自分だけのビジネスを作ってみたい!
- 会計の基礎を身につけて自分のビジネスに困らないようにしたい!
との思いがあったので、簿記を学習するのにぴったりだと思いました。
そこで今まで僕がやってきた簿記の学習について解説していきます。
「そもそも簿記って何?」まず簿記の重要性に気づく
ここで簿記という資格について解説します。
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
出典:日本商工会議所
要はお金の取引の内容を正しく記録して、経営の状態を明らかにする能力が簿記です。
実際に簿記を勉強していったことで
- 仕事における会計の基礎知識が身につく
- 確定申告に必要な貸借対照表・損益計算書が作れる
- 自分の事業や他の事業の経営状態を判断できるようになる
といったメリットがありました。
特に確定申告の際に、簿記の知識は大活躍しました。
自分で青色申告決算書を作成し、節税をすることができたのです。
青色申告決算書には貸借対照表・損益決算書が必要なのですが
これらを作るには、事業の取引を正しく仕分けする必要があるのです。
この正しく仕分けをする能力が、簿記を学ぶことで身につけられます。
会社員では税金を取られ放題の身でしたが
青色申告決算書を作れるようになったことで、税金をコントロールできる側になったのです。
簿記はクレアールに申し込みをする
簿記の学習を始めるにあたって、リベ大がおすすめしていたクレアールを申し込みました。
クレアールは資格合格のためのWeb通信講座です。
クレアールは合格実績も豊富で、早期に申し込みを行うと料金が1万円程度とお手頃な価格です。
ものすごくコスパがいいので、すぐに申し込みを行いました。
クレアールに申し込みして、料金をクレジットカードで精算します。
後日、教材が家に郵送されます。
教材の中にWebページの設定の仕方があるので、それに従って実際にWeb講座へログインしていきます。
クレアールは実際に使ってみたところ
- PC以外に端末があればいつでもどこでも学習ができる(iPhoneでも可)
- 教材が豊富(テキストだけでなく、問題集や5年分の過去問、模試もあり)
- 仮に試験に不合格でも1年間の保証制度がある
といったメリットがありました。
そして簿記の講師をしてくれる先生の解説がわかりやすい。
正しい知識を身につけて自分の事業に応用していきたいと思っていたため、正しい知識を身につけられるよう、講師の方に教えてもらえるようにしました。
授業を始める前に電卓の準備をお勧めします。
電卓は講義の先生がお勧めされているものも講義内で解説しています。

僕は家電量販店で1000円でこの電卓を買いました。
これでも簿記の試験には全く問題なかったです。
ウェブの授業を聞いて講義ノートにまとめる
教材が届くと、その日から学習を開始できます。

教材は主に
- 講義ノート
- 日商簿記3級のテキスト
- 日商簿記3級の問題集
の3つが郵送されます。
この3つの教材と簿記のウェブ講座を使って、実際に学習を進めていきます。
インターネットでマイページを開くと、簿記のウェブ講義が閲覧できるようになります。
その内容ですが
- 講義は1章〜15章まである
- 講義は1単元ごとに進められ、時間は30分程度
- 合計57単元の講義が用意されている
講義は付属のテキストに沿った形で授業が進められます。
テキストに問題があり、その解き方を講師の先生がわかりやすく解説してくれます。
ここをメモしてほしいと講師の先生が別途教えてくれるので、解説を講義ノートにまとめていきます。
ここで大事なのは実際に電卓を使って手を動かして、自分で計算しながら講義を聞くようにしました。
ウェブ講義終了→試しに過去問を解いたら絶望する
最初は1日に1単元を聞いていたので、勉強時間は1日30分くらいでした。
それが57単元あったので、講義を聞くだけで2ヶ月かかってしまいました。
そんな中、いざ過去問を解いてみたのですが
なんと合格点の半数も満たない点数でした。
このように簿記の試験は講義を聞いただけでは不十分でした。
簿記は暗記科目ではなく、計算問題なので問題を解いていくことが重要だと痛感しました。
試験当日から1ヶ月前だったので、流石にこれはまずいと思い、勉強時間を1時間にしてひたすら復習の時間にしました。
まずはウェブ講座で解説された例題を復習しました。
- もう一度講義ノートを利用してまずは自分だけで問題を解く
- どうしてもわからなかったら再度、ウェブ講義の解説を聞く
という順番で復習していきました。
特に最初の簿記の基礎にあたる例題は丁寧に解いていきました。
- 勘定科目の種類
- 仕分けの方法
といった簿記の重要な基礎にあたるポイントは十分に理解ができるようにしていきました。
過去問と問題集を徹底的に解く
例題を全て解き終えたら、今度は過去問を徹底的に解いてみました。
ちなみに僕は
どんなテストでも高得点を取るコツは、出題者の意図を汲み取ることだと思っています。
過去問を何度も解くことで、次第に出題者の考え方がわかってくるようになるのです。
過去問を解いてみると、毎年似たような出題範囲と点数配分になっているのがわかってきます。
時間配分の対策や最低限暗記しておくべきポイントもわかると思います。
ちなみに僕は模試は一切解きませんでした。
それよりも5年分の過去問を全て満点取れるように何度も繰り返して解いていきました。
何度計算しても財務諸表の借方・貸方の金額が合わない時は泣きそうになりましたが
1度で一致させようとは思わず2〜3回と見直して、仕分けの見落としがないかチェックするようにしました。
過去問が終わると、最後は問題集を解いて、徹底的に復習していきました。
受験票が届き、いよいよ試験本番
試験本番数週間前になると、受験票が届きます。
そしていよいよ試験本番。会場は地元の短期大学内でした。
試験会場は予想以上に受験者の方々がいて、広い教室が満室になるほどでした。
試験がスタートすると、最初はシーンとなって徐々に電卓を打つ音が聞こえてきます。
僕はまずは時間のかからない設問から解いていくようにしました。
精算表や財務諸表の問題は時間がかかるのと見直しも必要なので、最後に解くようにしました。
試験時間は90分でしたが、正直時間は結構余りました。
問題は慎重に丁寧に解いていきましたが、それでも30分以上時間が余りました。
なので僕は何度も見直しを行いました。
特に精算表や財務諸表を作る問題は1度解いただけでは必ず間違えるので、3回くらい見直して、仕分けを一致させるようにしました。
商工会議所で合格発表→合格通知が届く
合格通知は商工会議所のホームページで掲載できるようになります。
当日になると、合格者の受験番号が掲載されます。
そこに自分の受験番号があって初めて合格となります。
僕の受験番号は掲載されていました。
後日、合格者には合格証書が郵送されます。
このようにして僕は簿記3級の資格を取得しました。
まとめ:簿記の資格取得はクレアールがおすすめ!
- 「そもそも簿記って何?」簿記の重要性に気づく
- 簿記はクレアールに申し込みをする
- ウェブの講義を聞いて講義ノートにまとめる
- ウェブ講義終了→試しに過去問を解いてみたら絶望する
- 過去問と問題集を徹底的に解く
- 受験票が届き、いよいよ試験本番
- 商工会議所で合格発表→合格通知が届く
簿記の勉強をやってみて感じたことは
簿記は合格することよりもいかに正しく理解をすることの方が大事だと思いました。
副業の確定申告をやったり、投資をやったりしてわかるのですが、簿記の知識が大活躍する場面って結構あります。
- 副業でせどりをやっている人
- 確定申告で節税をしたい人
- 不動産投資をやっている人
仕分けや減価償却の考え方など、簿記の知識は多くの場面で役に立ちます。
なので正直試験に不合格になっても、簿記を正しく理解できて、正しく活用できればそれで十分だと思います。
簿記の学習はクレアールで申し分なく学習できました。
講師の解説も十分わかりやすく、コスパも非常に高いのでおすすめです。
簿記の学習を考えている方はぜひ参考にしてください。
ちなみに僕は後半になって焦って猛勉強しましたが
皆様はぜひコツコツと勉強を進めていくことをおすすめします。